誕生日を祝ってくれないから別れます!~彼氏への希望の伝え方は「手順化」「リスト化」せよ!~

「あかりさーん、彼が私の誕生日忘れていて、おめでとうの言葉やプレゼントもなかったんです!

彼にとって私ってその程度の存在だったんだなと、愛されてないと感じました。

この先も、こうやって我慢して寂しい人生が続くのは耐えられません。もうお別れします」

 

イベントごとが続くこの季節、イベントを彼が期待通り動いてくれたかどうかで愛情を図っちゃう人っていますよね。

「誕生日やクリスマス、彼が何も動いてくれなかった」と落胆して、交際を解消してしまったこと当社でもあります・・・。

 

そういう方に限って、「男性への希望の伝え方が下手!」

自己肯定感の低い女性は、自分の要望を素直に伝えることが下手です。

今日は男性への希望の伝え方を見ていきましょう。

1.男性への希望は「手順化」「リスト化」して伝えよ

誕生日の希望の伝え方模範例

僭越ながら、我が家の例ですが、私は誕生日の2か月前からはこんな会話をしています。

私「うわあ、私の誕生日まで2か月だ。もしかして、外食とか連れてってくれるのかな?」

夫「え?も、もちろんだよ!」(忘れてた)

私「もしかして、私がずっと行きたがっている浅草のロールキャベツのお店に連れてってくれるのかな?」

夫「え、も、もちろんだよ」(どこ、そこ?)

私「うれしいな。人気店だから予約しないといけないみたいだよ」

夫「予約するよ」(やばっ)

私「うわー♪うれしいなー♪誕生日プレゼントは何が欲しいかというと~(以下略)」

という会話を毎年しています。しかも、夫はすぐ予約しないから、たいてい1,2週間ごとに同じ会話をします

メンズの短期記憶メモリは、ミニサイズ(と思おう)

「手順」や「リスト」は彼へのプレゼント

わたしが楽しく特別な日を過ごすために、「〇〇のお店を予約する」ということを手順にして伝えます。

または「このうちのどこかのお店に行きたい」とリスト化して渡すといいでしょう。

これは「わがまま」ではありません。(無理難題でしたらわがままですけど)

あなたと彼が、幸せにイベントを過ごすためのプレゼントです

彼は企画大好き人間?人に合わせることが得意人間?

ちなみに私側は、企画大好き人間ですので、夫の誕生日は「朝10時出発」とだけ伝え、あちこちデートに連れまわします。

夫は何しても喜んでくれる優しい人です。

もちろん男性様でも企画大好き人間もいますので、そんな方でしたら丸投げしてお任せしてしまいましょう。(その代わり文句はいわない)

男性に「伝わらない」最悪の伝え方

最もダメな伝え方は

「誕生日っぽいことしたい」「クリスマスっぽいことしたい」「横浜っぽいことしたい」

という伝え方。これではざっくりすぎて伝わりません。

部下が仕事できないのはなぜか?

自分の頭の中のイメージと相手の頭の中のイメージは全く異なります。

「机」をイメージしてください、と言ったときに、ダイニングテーブルを思い浮かべるのか、職場のデスクか、学校の机か、自分がほしい店頭の机なのか、人それぞれ全く違うでしょう。

部下に仕事を頼んでも思ったアウトプットが出てこず、

「こいつ仕事できねえな。自分でやったほうが速い」

と思うのと同じ心理ですね。あなたの頭の中のイメージをアウトプットするのは自分が一番正確で速いんです。

2.感情に訴えかけない

情に訴えかけず、淡々と論理展開すること

次は、感情論で話をしない、ということです。

「もっと大切にしてほしい」

「私のことを考えてほしい」

「連絡くれないなんて信じられない」

「わかってよ!察してよ!」

このような言い方も全く男性には伝わりません。

(先ほどの机の例と同じ。イメージが違います)

俺としては、彼女のことが大事だし、今まで違って彼女のために動いていたつもりだったんだけど、

全然女性の期待値に応えられてなかったんだな・・・と感じた男性は疲れて去っていきます。

女性から建設的でないダメ出しされたときの男性陣のダメージはものすごいです。

誤解が生む悪循環

「彼に希望を伝えたら嫌われてしまった」と誤解してしまったあなたは、次の恋愛でも希望や自分の気持ちを伝えることを止めてしまいます

これがますます、恋愛を難しくすることに。

「伝え方」が悪かっただけですので、伝え方を勉強していきましょう。

イメージを細分化し、具体的行動に落とし込んで伝える

×「もっと大切にする」

→〇「10秒間ぎゅっとハグしてほしい。ハグしてもらうと安心するの」

×「私のことを考えてほしい」

→〇「誕生日はいつもの牛丼じゃなくて、レストランでごちそうしてほしい!記念に残ることしたい!」

×「遅刻なのに連絡くれないなんて信じられない」

→〇「遅刻するときは、わかった時点で言ってほしい。こちらも支度があるし、心配だから」

自分の要望を極限まで細分化して、彼が何をすべきか動けるように伝えましょう

3.過去を持ち出して爆発しない

普段は「ま~いいか~」と流せることも、仕事でメンタルやられる+PMSでどんと大爆発!

おヒスで手の付けられない女形巨人みたいになってるとき、ありませんか?

「今回もそうだけど、去年もやってくれなかったよね!」

「前にも言ったよね!」

「これまでもずっと私は我慢していたんだから!」

目の前の不満だけでなく、そこから飛び火してあらゆる事例を持ち出し、過去何十年の鬱積した不満をぶちまけてしまう。

昔の彼の失敗も引き合いに出してしまう。これもやってはいけない例ですね。

聖女が急にキルビル

日ごろから地震の多い地域だったら「あー、また揺れた~」ですが、普段地震が少ない地域でしたら、ちょっと揺れただけで「えええ??まてまて。何??」とめちゃくちゃビビりますよね。

それと同じで、普段から要望を小出しにできる女子でしたら「なんか言ってる~。ちくわ」で済みますが、日ごろは聖女が急にキルビルみたいに日本刀で切ってきたら衝撃すぎます。

ええ、ほんと、あなた怖いんですわ。

仕事柄、「すごく性格のよい子だと思っていたのですが、最悪でした」と去っていく男性を何度も目にしています。

要望は溜めないことと、言いすぎないこと。PMSの日は、LINEを送らないことなど、マグマ爆発対策を自分でしていきましょう。

彼に「要望を言えない」理由

男性への希望の伝え方は、

1.要望は手順化・リスト化して伝える

2.感情には訴えかけない

3.突然キルビルにならない(小出しにする)

です。

彼に要望を言えない本当の理由は何?

しかし、「彼に要望を言えない」理由はあなた側にもありませんか?

 

私自身、小さいころから「自分の気持ちを伝えられない」人間でした。

自分の気持ちを言おうとすると、言葉につまったり、のどがきゅっと締め付けられ、言葉がスムーズに出てきませんでした

頼まれごとをすると、嫌でも「いいよ」と言ったり、やりたくない役を引き受ける係。

わがままを、言ってはいけない。迷惑かけてはいけない。困らせてはいけない。

いい子でいなきゃ、いい人であらなくては・・・。

本当の自分を見せたら、相手は去ってしまう。という強い思い込みがありました。

恋愛でも、付き合っていた彼の遅刻クセや止めてほしいことも「自分の気持ちを伝えて」話し合うことはせず、なかったこと、みなかったことにして過ごしてきました。

その結果、限界来た日にキルビルですよ(笑)

日本刀を振り回して大暴れです。あ、もののたとえですよ。

 

しかし、仕事など社会的に接する人にはいい顔して、一番大切な人にはキルビルで傷つけるのはやっぱり変ですよね。

大好きなのに、大切にしたいのに、自分で破壊してしまう。

やっぱり、私の振る舞いはどこかおかしい・・・と気づいて、心理学を勉強してきたわけです。

 

冒頭にサラッと大事なことを書きましたが「イベントしてくれたかどうかで、彼の愛情を図ってしまう」そのものさし自身が歪んでいるわけです。

「愛しているなら、誕生日を覚えているはずだ」

「愛しているなら、プレゼントをくれるはずだ」

というものさしは、あなたが作り出したものにすぎません。

あなたが、相手とも自分とも真剣に向き合わなくてもいいように作り出したものさしです。

 

あなたが彼に「来月の私は誕生日なんだよね。憧れの帝国ホテルでケーキセットを食べたい!」と伝えて、「あなたのためにお金出すのもったいないよ」と言われり、ドタキャンされたりしたら、その時は別れたらいいんです。

「言わなきゃやらない」ではなく「言ったらやってくれる」人を

「誕生日を祝ってもらうのにわざわざこちらから言わないといけないわけ?」と、

「私が言わなきゃ動いてくれない」というのは筋違いな不平不満だとおわかりでしょうか?

私の脳内イメージを正確にアウトプットできるのは、私しかいないんでしたね。

(お相手は誕生日は「特別ごと」というイメージがないのかもしれません)

 

つーか、女性の心理を察して自分から動いてくれるような人、婚活市場にめったに来ない。

20歳くらいから付き合っている学生時代の恋人が離さない!通常、26歳で既婚者ですわ。

そうもいいつつ、私は、不器用ながら女性のために一生懸命な婚活男子が愛しくて、かわいくてしょうがないです。

好きな女子のために一生懸命なんですよね!

やってくれる、やってくれる姿勢を見せてくれるのはすごく愛されているということです。

あなたのために行動してくれることを「愛だな」と受け止められたらいいですね!

 

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【石塚あかり プロフィール】
大学卒業後、中学校の教員に。28歳の時失恋→体調不良で退職。
メンタルを崩したことをきっかけに心理学を勉強し、産業カウンセラーの資格を取る。
37歳の時半ばあきらめた婚活を本気で取り組み、39歳で結婚。
「自己肯定感」と「異性の心理理解」がポイントだと気づき、
出会いから婚約まで一貫してサポートできる結婚相談所を開業。
瞬く間に人気の結婚相談所となる。現在、横浜、銀座、小田原の3店舗。

しっかりもの長女体質、マジメでいい人、頑張り屋の恋愛下手に選ばれる。
アラサー・アラフォーの短期成婚が得意。
結婚は人生の一大事。責任をもって取り組みたいから少人数制。

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