こんにちは。石塚です。
プロフィール文を書くこと、難しいですよね。単発婚活相談では「プロフィール文を作ってほしい」という依頼が案外多いです。
お見合が成立しないダメプロフィールの例
それでは早速0点のプロフィールから見ていきましょう。
初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
仕事は営業事務をしています。細かい気配りが必要な仕事ですが、周りの人たちにも恵まれ楽しく仕事をしています。
性格は「優しいね」「穏やかだね」とよく言われます。人見知りなところもありますが、仲良くなった人とはよく話をします。土日は家事をしたり、家でのんびりしたり、友達とおしゃべりしたりします。
休日はまとまった休みがあると旅行に出かけます。昨年は瀬戸内海に行き、綺麗な海に癒されました。
料理は好きで、得意料理は煮物です。結婚したら、温かい家庭を作って、何でも話せる家族になりたいと思います。料理が好きなので、毎日美味しいものを食べてもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
いかがでしたでしょうか?
「結構しっかり書いているのに、ダメなの?」と思いましたか?
構成は悪くありません。冒頭に挨拶、仕事、性格、休日の過ごし方、趣味、家事能力、結婚観でまとめられています。
実は、上記のような「何も引っかかりのない」、つるっとしたプロフィールで失敗している人が多いです。
1日、10人、20人のプロフィールを読む中で、このプロフィールが印象に残るでしょうか?
「あ、さっきの〇〇って書いてあった子、誰だっけ?この子だな」と後からもう一度探せるでしょうか?
ポイントは、1エピソードでいいので超具体的に書くこと。
アメリカの心理学のある実験で、虐待が疑われる家庭への現地調査で、調査員が報告書を「より具体的に書いてある方が、好印象(虐待がない)と思われる傾向がある」ということがわかりました。
例えば、「洗面所に歯ブラシがあり、衛生面もしっかりしている」よりも、「その歯ブラシは持ち手がダースベイダーのキャラクター」と、歯ブラシの色や柄、キャラクターまで示してあるほうが、より親がきちんと世話をしていると判断したということです。
具体的に書くだけで、あなたの人柄は好印象になります。生き生きして見えるのです。
上記の例ですと、例えば瀬戸内海の旅行のエピソードを膨らませ、「〇〇海岸」「〇時頃の海の様子」「食べたもの」「感じたこと」「驚いたこと、失敗したこと」などを2,3行に渡って書きましょう。
2.女性でもしっかり書こう「仕事のエピソード」
うちの会員の女性様は仕事をしっかり頑張って、その辺の男性より高年収の方も多い。
相談所によっては、「仕事の話を書くと男ウケが悪い」と仕事のエピソードを外す場合がありますが、私は全くそうは思いません。1日8時間、仕事は人生の大部分を占めるし、仕事がアイデンティティー。むしろ仕事を通した「価値観」や「やりがい」「心掛けていること」「処世術」、あるいは「性格」「キャラ」がにじみ出るように、そこをポイントに書きます。
そして男性にとっても、のんびり仕事したい女性を妻にするのか、ハードワークの女性を妻にするのかで人生が大きく変わってくるでしょう。
現時点でどんな心構えで仕事をしているのかは
2.平凡な性格
「優しそう」「明るい」これらは女性のPRによく書かれている言葉です。
確かに、どれだか性格がひんまがっていても、情緒不安定で疑り深く自己中心的、自信がないくせに自己愛の塊とは書けません。
つまり、どう書いてもいいので、基本的には性格の中で、自分が気に入っている部分を掘り下げて書いてみましょう。
友人や、職場から「〇〇さんって、こんな性格だよね」って言われた一言がヒントになるでしょう。
「優しい」「明るい」を他の表現や、エピソードにしてみましょう。
寛容:欲がない、こだわりがない、あまり怒ったり不機嫌になることがない、誰とでも友達になれる、幹事を任される
信頼や面倒見:後輩に代わって上司に直談判、後輩から恋愛相談を受ける、目上の人から目をかけられる
ポジティブさ:目標をもって進む、行動的、根性なら負けない
人間愛:他者や仕事への奉仕精神、ボランティア
「人見知り」は基本的に好まれないが、使い方によってはアリ
初対面の人には緊張してしまう、本来の自分らしさを出せないから「人見知り」って書いておきたい。という予防線を張りたい気持ちはよくわかります。
ですが、基本的に幼稚な印象になりますのでお勧めしません。相手は人見知りの人と話したいと思わないからです。「人見知り?で?何?こっちが気を遣えってこと?」と思われます。
お見合いはビジネスマナーで相手をおもてなしする場。(お互い楽しくお話をするという意味です。)例えば、契約をとる商談に出向く時「わたし人見知りですから大目に見てください」とは言わないでしょう。
ポイントは、「写真の印象」と「本人の第一印象」のバランスをとることです。
はじける笑顔の写真が撮れても、実際の本人が口数が少なく応答もおっとりしているようであれば、やはりそこは「人見知り」のニュアンスを足しておくことです。
2「異性に興味を持たれない趣味」
「友達とおしゃべり」「友達とごはん」「ヨガ」「アロマ」「料理」「占い」「ネイル」「メイク」「ウインドーショッピング」などは男性から見るとよくわからない=共通点がないと思われがち。
男性でも女性でも一番困るのは「お見合いで話題がないこと」「沈黙になってしまうこと」
こういう方たちは、まだ婚活市場で人気があるのは派遣の受付嬢なんて思い込みがあるのではないですか?「お嬢様」「いい奥さん」風が求められる時代はとっくに終わっています。
共に働いてくれる人、共に生きてくれる人。そういう女性が求められています。
ちなみに男性から見て最もウケがいいのは「スポーツ」。次に「マンガ、アニメ、ゲーム(にも理解があること)」。もちろん「ジムに行っている」ではなく、「週〇日、〇〇のトレーニング」や、「マンガは〇〇や〇〇が好き」と具体的に書きましょう。
旅行は、万人共通の趣味です。突き詰めれば、最大公約数で趣味は旅行になります。旅行や外に出ることが好きな人はアピールしましょう。海外旅行については取り扱い注意です。独身男性で海外旅行が好きという方はほんとに少数派。お金がかかりそう、派手そう、というイメージにならないよう注意して書きましょう。
趣味というほどの趣味がない人
「日本舞踊を習っている」「ヴォイストレーニングを受けている」「キックボクシングを習っている」こんな際立った趣味のある人は素晴らしい。人生楽しみ上手だし、趣味を通じた経験や人脈で、ご本人もとても魅力的で社交性もあり。したがって趣味のある人は成婚スピードも速い傾向にあります。殻にこもらず、他人と接することってほんと重要ですね。
さて中には趣味もないし、それどころかここ数年は彼氏とデートか婚活してた、という人もいるでしょう。そんな方は、昔やっていた、好きだった、あるいはやってみたいことでもOKです。今はインドア派でも、学生時代の運動部の話もOKです。
3.こってり書こう「結婚観」
ブーケトスでは、石塚が会員様にインタビューし、文章を構成します。しかし、「結婚観」についてはほとんど手を加えません。いったままの言葉、表現、順序を一字一句書き取り、文に起こします。ですから、うそのない、人間臭い、その人らしさが出せます。
いいこと言おうとか、綺麗にまとめようとか、受けを狙おうと思うとうまく書けないのが「結婚観」。自分の中からほとばしる結婚への想いや願い、宣言をここに書きましょう。
さて、「結婚観」そのために最も重要なことは「貢献度」です。
自分は相手のために、家庭のためにどんな貢献ができるのか。ここをしっかり書きましょう。
総じていえば、「プロフィール文」は履歴書。貴社のために自分のこんな能力がある、あるいはこんなやる気がある、とうことを書くのが履歴書です。
「自分も仕事でたくさん壁にぶつかってきた。だから家に帰った時くらいはほっとできる時間をつくりたい」
「前向きな性格。だからたとえ自営業で収入の山谷があっても全然大丈夫」
「大家族で育ってきたので、相手のご家族と同居もOK!」