石塚です。こんにちは。
男女の人間関係を数多く見ていますと、破局の原因は唯一「ミスコミュニケーション」だなと感じます。
例えば女性の場合は「あなたのことが好き」の代わりに、「なんでもう少し連絡できないんですか?私ってその程度ですか?」と言ったりします。
こういうこと言われると男性も萎えるので、100%破局ですね。素直に「好き」って言えばいいのにね^^
男性の場合は、「連絡できなくてごめんね」の代わりに、押し黙ったりします。
素直にゴメンと言えばいいのにね。
さて、今回はちょっと別視点で、最近、私の周りで起こったちょっと「ミスコミュニケーション」の例をお話します。
女性の知人のAさんとの会話なのですが、ごく稀にですが、私が「アレ?」とする違和感が生じるんですね。
それをなぜか分析してみました。
例えば、Aさんが愚痴めいたエピソードをお話してくれた際。
私が「それ、落ち込んじゃいますよね~」と合いの手を入れると、
「いえ、落ち込んでいるわけではないんです」
とすかさず訂正されるんですね^^;
「わー、それ怒れちゃいますよね~」「いえ、怒っているわけではないんです」
「それは大変でしたね~」「いえ、大変っていうか・・・」
というような会話になってしまい、「ああ、ミスコミュニケーションだなあ」と感じます。(ごく稀にですが)
もちろん、第一の原因は、私がAさんのお気持ちを汲み取れず、自分の枠組みで反応してしまっているので、Aさんのしてほしい反応をできていないことにあります。
もっともっとAさんにチューニングして、Aさんが「そう!そうなんですよ!」としっくりくるような相槌を打てると、お互いストレスなく会話が運びますね。
そこはカウンセラーとして日々研鑽の日々だなあと感じています。
さて、もう一方Aさんの側にあえて原因を見てみると、「Aさんが石塚に寄り添えてない」ということにあります。
石塚は「落ち込んじゃいますよね」「怒れちゃいますよね」「大変でしたよね」というような言葉で、Aさんに共感しようとしています。
Aさんのお話を聞くことに集中し、Aさんのお気持ちを理解しようと、寄り添おうと、相槌を打つわけです。
それは的外れであったかもしれないですが、その「Aさんに共感しようという努力」をAさんは無視されているのですね。
受け止められていない、という感じです。
その無視が、石塚にはじわじわ効いてきて、会話のあと「疲れたな~」という気持ちになってしまうのかなと思いました。
正直な感想として、「Aさんって変わってるな。合わない人だな。あまり話したくないな」と感じてしまいます。
要は、波長が合わない、フィーリングが合わないという状態ですよね。
(もちろん、Aさんから見れば石塚も変わっているし、合わないと思っているはずですが)
相手の相槌が的外れだったとしても、こんな風に反応したらしっくりいったかなと思います。
「そうですね。・・・落ち込むという気持ちももちろんありますが、どちらかというとよかったなという気持ちです」
「そうですね~。・・・でも、怒れちゃうというよりも、呆れてしまって、逆に怒りはわかなかったんです」
などでしょうか。
ポイントは、「そうですね」のあとの「・・・」です。この「・・・」の間で、「あなたの寄り添おうというお気持ち受け止めました」ということを表せるのです。
恋愛を構成しているのはほとんどが「会話」です。
幸せな人間関係を築くのは「会話」がベースです。
しかし、表面上の言葉だけでなく、言葉に乗っている気持ちをキャッチボールすることが、会話ですね。
お互いが相手に寄り添おうと気持ちを受け止め合う会話って、愛ある素敵な時間ですよね。
お相手は語彙も少なく、人生経験も少なく、共感能力も低く、的確にあなたの気持ちを表現できる人ではないかもしれない。
でも、一生懸命相手に向き合おうとしてくれる人だったら、その温かさを感じよう。
寄り添ってもらう温かさを感じて生きることが、二人で生きることの幸せだと思う。
以上、最近、会話について感じたことでした。