石塚です。こんにちは。
『愛とは「あなたの大事に思っていることを私も大事にしますという心構えのこと」』。
前回の記事の続きを書きます。
思い切って、相手に合せてみる!
逆に、「合わなくて当たり前だよね」「90%くらい違ってていい」という立ち位置から、「ではどうやって、この人とうまくやっていこう」という目線で見たらどうでしょうか?
趣味が違う、性格が違う、よく食べる・食が細い、朝型・夜型、仕事一生懸命・ワークライフバランス重視。相手の望むデートスタイルや、連絡は1日1回か3日に1回か。LINEは短文3つか、長文1つか。
相手の好みや、大事にしている価値観やライフスタイルだったら、合わせてあげればいいだけの話ですよね。
例えば、「休日が合わない」というのは結婚を考える時に慎重になる方もいるでしょう。ですが、互いに有休をとって月に1回、思い切り素敵なデートを楽しむ。そうやって工夫することもできます。また、40代の方であれば定年まであと十数年・・・そんなに長い期間ではありません。
「お金」は誰にとっても必要なもので、女性の場合は「年収〇百万以上」と絞ったりもしますが、長い人生お金がある時もあれば、ない時もあります。ある会員様はボーナスがほぼ為替レートで変動するそうで、50万くらいは毎年年収が変わるそうです。
「健康」や「命」は大切ですが、年齢とともに誰もが病気になり、誰もが死にます。長く生きていること自体に意味はなく、人生をやり切った充足感のほうが大事かもしれません。
そう思うと、人生において「絶対こうでなくては」「譲れない」ということは・・・実は、ほとんど「ない」のでは、と思います。
もしあなたが、これから、誰かを愛そうとしているなら、「絶対こうあるべき」よりも、「合わせていく」「受容する」ということは非常に大事なポイントになります。
すぐに「違う」と思って諦めるのではなく、「乗り越える視点」を持ってほしいと思います。
誰と出会っても関係が長続きしないのは・・・
先日、ある方の長く続いた交際が終了してしまったのですが、原因はお互いの感覚の違いに端を発するものでした。それはすごく些細なことでしたが、お相手から「〇〇するなんて私の感覚では考えられない!」と強く言われてしまい、それで気持ちが萎えてしまいました。この言い方はかなり傷つきますよねーー;
「私の感覚では考えられない」「あなたが間違っているわよ」と自分の正しさを突き付けた瞬間、誰とでも人間関係は終わってしまいます。信頼関係がガラガラと崩れます。
実は不用意に相手にダメ出しをしてしまって、交際終了になってしまうという女性はすごく多いです。良かれと思って「貯金したほうがよい」「野菜を食べた方がよい」そういったことを悪気なく口出しして、男性の息を詰まらせることになってしまいます。
男性は結婚を決めると「溺愛スイッチ」が入りますから、溺愛スイッチが入って、何でも自分の言うことを聞いてくれるようになったら小出しに言っていけばいいのです。タイミングを間違えて伝えると「僕は彼女を幸せにできない」と男性は諦めモードになってしまいます。
短期成婚ができる人のデート報告はこんな感じ
例えば、婚活がうまくいかない人のデート報告はこうです。
「相手が遅刻してきました。話も面白くありませんでした。相手が支払いしてくれませんでした。嫌だなと思いました。交際終了でお願いします」と。
そんな批判ばっかりしないで^^;と伝えると「え?今のが批判ですか??事実を言ったまでですけれど」と返ってきます。うーん。批判が当たり前になってしまっています。
遅刻すべきでない、私にとって面白い話をするべきだ、おごるべきだ。私の考える「正しさ」を基準に、批判してしまっています。
では結婚が早い人はどうかというと、相手が遅刻したこともなんとも思ってないし、話が盛り上がらなかったこともなんとも思ってないし、支払いしてくれなかったこともなんとも思ってません。The受容。
なんとも、「ま、いいかー」とのんびりしたものです。「〇〇さんが、20分も遅刻して申し訳ございません、っておっしゃってたよ」と伝えると、「ああ、そうだった。そういえば遅れてこられましたね。」という具合です。気にしてないのです。
世の中の、さっさと結婚していくような人はあんまり相手があーだこーだと、気にしてないのです。
そうやって「相手に嫌なところが別にありません」という状態を、多くの人と作り出せる人が、チャンスが多く来て、とても結婚が決まるのが早いのです。
みんな、自分を批判しない人を好きになるのです。受け入れてくれる人をパートナーに選びます。
40代半ばでご成婚された女性さまが、この典型でした。活動初期のデート報告は、お相手への文句ばっかり。しかし、40代独身ともなるとクセの強い人が多くなってくるのも事実です。期待して会ってみて気遣いのなさや一方的な会話にガッカリ。文句を言いたくなる気持ちもわかります。
ところが、活動半年、1年とすぎ(彼女が言うには、石塚に言われて)少しずつ考え方が変わり、いつしか、彼女のデート報告が思いやりに溢れた感謝の気持ちに満ちたものになりました。
「こんな40代の自分と会ってくれて、優しくしてくれて本当に感謝している。けれど今回はじっくり考えて、交際終了でお願いします」と。そこからまもなくして、別の方とご成婚が決まりました。
自分と相手の良いところを探す。日々感謝の気持ちを持つ。そういうことを実践しておられたようです。
相手を批判したくなる心理
批判は自己防衛本能。「遅刻なんかしてなめてる」「私におごらないなんて格下に見られた」そんな思い込みをするからカチンとするし、イライラするし、相手にも強く出てしまいます。
実は、「私は正しいのだ!」と心の奥底で思っている人は、一見、自己肯定感が高そうですが、実は自己肯定感が低いのです。
例えば婚活がうまく行かなかったとき、自己肯定感が高い人は「自分に至らなさがある。どうしたら結婚に至るだろうか」と考えます。
一方、自己肯定感が低い人は、自分の弱さやダメさが受け止められません。すべて人のせい、周りのせいにします。相手がよくなかった、親が悪い、職場が悪い、時代が悪い、結婚相談所が悪い・・・と周りのせいにします。
自分は正しくて、周りが悪い、間違っている。そう思い込まずにはいられないほど、心が弱いのです。
ですから、自分の周りは気に入らなくて、敵だらけ。心を許せる人もおらず、きっと寂しい人生になっています。
「正しい」「正しくない」の対立思考をやめてみる
ついつい、私も相手を批判していたなあ!いつもダメだししてしまったかも!そこに気が付いた人は素晴らしいです。人にはひとそれぞれの良さがありますから、そこに目を向けた方が何倍も人生が豊かになります。
そして相手を批判しがちな人は、自分の魅力を素直にそのまま受け止めていないように思います。まず自分の良さを洗い出してみるといいでしょう。
さて、そんなあなたはあるところに線を引いて「正しい」「正しくない」に分けることを今日からやめましょう。世の中に、いいも悪いも、正しいも正しくないもありません。いいも悪いも、正しい正しくないも表裏一体のものです。
自分と異なる意見や感性についてはただ受容すればいいのです。
受容というのは、「あー、そうなんだ、へー」と思うことです。
あなたもOK,相手もOK。そういう受容的な態度をアサーションといいます。まずは「自分はOK」と、自己肯定感をしっかりと持つところがスタートです。
気楽に生きる、ってことかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんにたくさんの幸せが訪れますように!