デートのエスコートの基本「レディーファースト」を身に着けよう
レディーファーストとは、紳士が淑女を優先して丁寧に扱う主に欧米のマナーです。
海外ドラマ、韓流ドラマでも、男性が女性のために車のドアを開ける、出入り口の扉を押さえて女性を先に入れるなどのシーンがスマートに書かれていますね。
レディーファーストのコツは「照れずに、躊躇せずに、サッとやる」です。
どんな女性でも絶対に胸キュンします。レディーファーストを身に着けて、デートで好印象を持ってもらいましょう。
レディーファーストの基本3つ
レディーファーストの基本動作 必ずやる3つをまずマスターしましょう
1.ドアを開ける
2.上座に座らせる
3.セルフの飲み物を運ぶ
1.ドアを開ける
お店の入り口ドアは、自分が一歩前に出て扉を引き、扉を押さえて女性に先に入ってもらいましょう。
自動ドアの場合は、何もしなくて大丈夫です。ドアの前で「お先にどうぞ」と、女性を先に建物内に入れましょう。
2.上座に座らせる
座る場所にも、上位下位のルールがあります。上座(かみざ)と下座(しもざ)を理解し、女性には上座を勧めましょう。
入り口から遠い席(奥の席)が上座です。また、景色の良く見える席や、ソファと木の椅子でしたらソファをお勧めしましょう。
迷ったらまわりのカップルを参考に。女性が多く座っている席が上座です。
3.セルフサービスの飲み物を取りに行く、運ぶ
スターバックスなど、ドリンクを取りに行くシステムの場合、女性に座っていただき自分が取りに行きましょう。
カフェなどはお水がセルフサービスの場合もありますから、男性が取りに行きましょう。
「水がセルフ」といったことは女性の方がよく気が付くので「取りに行ってきますね」と言われるかもしれませんが、絶対に自分が行きましょう。
同じようにゴミ箱に運ぶ時ももちろん自分がやりましょう。
他にも覚えておきたいレディーファースト
1.動くシーンでのレディーファースト
レディー「ファースト」ですが、何でも女性にお先にやってもらうという意味ではありません。
どちらにいた方がよいか迷ったら、「女性を危険から守るには」と考えて動きましょう。
エスカレーターでは、昇りは後、下りは先(下)
エスカレーターでは上昇するときは、男性が下側に立つ、下りは逆です。
これは万一女性が転倒したときに、支えてあげるためです。
歩くときは、車道側が男性
男性が車道側に立ち、女性を歩道側に立たせて歩きましょう。
ただし、前から酔っ払いや不良集団が歩いてくるようなときはサッと位置を変更して、自分が歩道側に立ち、やり過ごしましょう。(←韓流ドラマ見過ぎ)。
混雑した場所では、男性が先に歩く
渋谷などの駅や、お祭りなどの人ごみの場合、自分が先にたち女性の一歩先を行きましょう。はぐれないように、女性を振り返りながら歩きましょう。
はぐれないように手をつなぐチャンスでもありますね。(←少女漫画の王道シーン)
また女性の歩幅は狭いので、歩くスピードに気を遣いましょう。
店内では、女性が先
店内など、店員さんがエスコートしてくださるときは女性が先で自分が後ろがよいでしょう。
エレベーターでは?
エレベーターでは、誰もいなければ自分が先に入り、扉を押さえ、ボタンを操作する位置に立ちましょう。
すでにボタン操作の位置に人がいたら、女性を先に入ってもらい、自分は後から入りましょう。
2.荷物を持ってあげる
重いものは持つ、その他は聞いてみる
最近は、女性の小さいポシェットまで男性が持っているのをよく見かけますが、荷物に関しては女性の意識も分かれるところです。
「全部持ってもらいたい」派から、「荷物は触られたくない」派までいます。
女性が買い物をして荷物が増えた場合は、「持とうか?」と聞いてみましょう。大きなものでしたら、女性が遠慮されても進んで持ちましょう。
3.食事のシーンでは
食事のシーンでは「レディーファースト」というわけではありませんが、女性をおもてなしするという意味で、以下のマナーにも注意しましょう。
料理のとりわけ
大皿できた料理のとりわけは積極的に男性がしましょう。
スプーンとフォークを片手で重ねてサラダを上手に取り分ける練習をした男性がいましたがもちろんスピード成婚しました。
両手でスプーンとフォークを持つことでももちろん結構です。
自分が予約したお店は自分がホスト(もてなす側)で女性がゲスト(招待客)です。おもてなしの気持ちを忘れずにいましょう。
昭和のお父さんのように、料理のとりわけは女性の役割と何もしないでいるのが最悪です。
ビールは注ぐのはOK
お酌は女性の役割という考え方も現代では嫌われます。フラットな関係を望む女性が多い今、デートでは避けましょう。
交互にお酌しあうもいいですし、それぞれで飲むのもいいと思います。
ビールはラベルを上に、底を支え、両手でゆっくり注ぎましょう。
飲み物がなくなりそうなタイミングで、おかわりを聞けるといいですね。
ワインは注いではいけません
ワインは他のお酒と取り扱いが違い、女性に注がせるのはマナー違反とはっきりしています。
(例えば女性でも、女性同士や、目下の男性の後輩に対して注いだり、自分が主催したワインパーティーでゲストに注いで回るというのはOKです)
ワインを注ぐのはソムリエの仕事ですが、20代、30代であればソムリエがいるレストランに行くこともまれだと思います。
ふだんのデート遣いで行くカジュアルなお店の場合はホストである男性が注ぎましょう。
ワインを注ぐときは、グラスの膨らんでいるところの少し下あたりまでが目安です。膨らんでいるところに香りを集めて、香りも楽しむためです。(ですので、ちょろっと注ぐイメージです)
他にも、乾杯はかしゃんとグラスを合わせない、グラスは空中でぐるぐる回さない、ステム(棒のところ)を持つ、注いでもらう時にグラスを傾けないなどのマナーもあります。
ちなみにワインのアルコール度数は12%ですので、ビール5%の倍以上ですから、飲みすぎ注意ですね。
こんなときも
女性が食事中、はしやフォークを落としてしまったとき。
すぐ店員さんが気づいてくれなさそうなら、さっと席を立ち、新しいカラトリーをもらってきましょう。
または、お水やコーヒーをこぼしてしまったときも、さっと席を立って、店員さんを呼ぶ、おしぼりをもらってくるなどサッと動けるようになりましょう。
レディーファーストを覚えて、デートを成功させよう
いかがでしたでしょうか。動作の一つ一つは簡単なことですが、「ぼんやりしていると何もできない」のではないでしょうか。
気配り、心配りは、デートだけなく、もちろん仕事のシーンでも応用できますね。「楽しんでいただく」という主体性こそがポイントなのです。
最初は気疲れでくたくたになると思います。ですが経験を積むと、自然に体が動くようになりますよ。
この記事にたどり着いたということは「デートでの気遣い」について調べている証拠。そんな意識の高いあなたでしたら、必ずデートを成功させることができます。
ずかずか歩いてどっかりソファに座り、女性にドリンクを運んでもらい、ごみを片付けてもらう。。。そんな男性に差をつけてしまいましょう。
情報提供ということでいろいろ書いていますが、30歳男性なら必須3つができれば素晴らしいことだと思います。次のデートでぜひ試してみてくださいね。きっと女性の反応が違うと思いますよ!